インテックス大阪で開催されている資産運用EXPO 関西2025に行ってきました。
昨日に続いて二日連続です。
今日は、私の敬愛する桐谷さんのセミナーです。
元将棋棋士の桐谷さんは、資産運用で、山一の倒産、リーマンショックなどを乗り越え、7~8億円の資産を築いておられます。
とくに、ここ10年は、自転車で走り回って株主優待を消化している姿が月曜から夜ふかしでおもしろおかしく紹介され、一躍有名人になっておられます。
優待でもらったリュックを背負って登場されました。
中には株主優待の券がたくさん入ってるそうです。
NISA、新NISAで株をしている人が増えているのは良いことだ。
明治11年に、日本で株式市場が開かれ、明治大学が調査したら、株式市場が始まっていらい、584万倍になったそうです。これは、物価上昇率や賃金上昇率を上回っているので、株に投資をしない手はないとのことです。
投資の基本スタイルは、優待・配当重視、分散投資、安いときに仕込むです。
20万円あれば、一つの株につっこむのでなく、4、5万円の優待株を5種類買う事を勧めておられます。
入門用におすすめは、株式分割で単価が下がったNTTやソフトバンクです。
クリエイトレストランツ、すかいらーく、大戸屋、コロワイド、ライオンなどの会社名が出てきました。
小林製薬は、20年以上連続増配会社で、紅麹問題で大きく下がったので
買いだそうです。
テクニカル開示情報を「優待」で検索して、株主優待が新設されたら買うそうです。多くはストップ高になったりするので、値段が付いたら買うそうです。(なりゆきで注文しておられるのかな?)
気をつけなければいけないのは、理論株価から大きく乖離している株だそうです。
去年の例で、配当がゼロなのに過大なQUOカード優待をすると発表して株価が大幅に上がったのだけれど、最初の優待の前に優待中止の発表をして暴落した会社のことを紹介しておられました。桐谷さん自身はこの会社の理論株価がゼロに近かったので手を出さなかったそうです。
<利確のタイミング>
よく知らない会社でQUOカード優待株は倍になったら売る。
<損切りは>
しません。
<おすすめセクター>
これからは金利上昇局面なので、銀行株、リース業界、証券会社など。
リース業界
芙蓉総合リース
リコーリース
証券会社
野村證券は優待がないけど大和証券は優待がある。
あっというまの50分でした。
多くの方が資産運用EXPO 関西2025に詰めかけておられます。
会場内に、松屋のキッチンカーが出ていました。
今回の資産運用EXPO 関西2025の成果です。
<講演内容>
投資歴40年超の経験をもとにした、優待株の選び方、注目の株主優待についてお話いただきます。
実際に優待で受け取った商品・サービスのお話も続々。桐谷さん流「人生を楽しむ、安全で健康な株主優待生活」を存分に語っていただきます。
<講演者プロフィール>
1984年、東京証券協和会将棋部の師範をしていて、つきあいで株式投資を始める。2007年、七段で現役棋士を引退(57歳)、株式投資に力を入れる。直後にサブプライム問題。2008年、リーマンショックで大損。3億の金融資産が6分の1に。以後、現金をほとんど使わないで、株主優待生活を送る。2025年4月に年功による昇段で将棋棋士八段へ。
2012年、カンニング竹山さんに「こんな面白い素人は初めて」といわれ、「銭ナール」(大阪、毎日放送の竹山さん主役のバラエティ番組)のレギュラーに。スマップの中居さんの「うもれびと」やタモリさんの「笑っていいとも」などに出演。2013年「月曜から夜ふかし」でブレイク。リーマンショック時に信用取引で大損して以降、生活のほとんどを企業の株主優待で賄い、暮らしている。独特なライフスタイルがテレビでも人気で、お茶の間の投資家として絶大な人気を誇る。
著書に『桐谷さんの株入門』(ダイヤモンド社)、『桐谷さんの米国株入門』(ダイヤモンド社)、『株主優待のススメ』(祥伝社)、『桐谷さんの株主優待生活』(角川書店)、『桐谷さんの株主優待ライフ』(小学館)、『桐谷さんの株主優待入門』(総合法令出版)、新NISAについて加筆した『桐谷さん株入門・改訂版』(ダイヤモンド社)など。棋士としては「これが矢倉だ」シリーズ、「歩の玉手箱」など。