7月8日の日経新聞で興味深い記事がありました。
一つは、大学ファンドが604億円の赤字、もう一つは、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の黒字 2.9兆円です。
資産10兆円規模もある大学ファンドの2022年度の運用実績がマイナス0.6%だったそうです。
それに対して、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の結果は、200兆円の運用規模で2.9兆円の黒字だったそうです。約1.5%の黒字だな。
参考までに、同期間の日経平均 -1.0%、NYダウ -7.4%、ナスダック -17.1%、S&P500 -8.6%でした。
それに対して、GPIFのポートフォリオを参考にしているワタクシの2022年度の運用成績は、-0.8%でした。
リバランスが難しいな。
今のポートフォリオの割合を早く出さなければ・・・・
さて、ワタクシの7月の運用成績です。
2023/7/7 | 今週 % |
年度 % |
年初来 % |
設定来 % |
Total | -0.59 | 10.78 | 12.32 | 23.23 |
野村證券 | -0.6 | 13.1 | 10.9 | 44.4 |
野村iDeCo | -1.0 | 14.9 | 20.5 | 79.5 |
大和証券 | -0.7 | 6.9 | 9.8 | 29.3 |
SMBCグループ | -1.6 | 4.0 | 3.1 | 3.9 |
みずほ証券 | -0.4 | 4.3 | 3.4 | -4.0 |
みずほラップ | -1.2 | 6.8 | 9.6 | 24.6 |
MUFJモルガン | -0.7 | 11.4 | 15.0 | 41.3 |
マネックス | -1.2 | 13.8 | 17.4 | 24.9 |
6月までは株が好調でしたが、7月に入って日米ともに株価が足踏みしてます。
金利の先行きも高めが予想され外国の債券も下がってます。
そのうえ、円高傾向も加わり、踏んだり蹴ったり、いいところ全くなしでした。
DJ-世界の主要株式市場指標一覧
7月7日 2225GMT(日本時間8日午前7時25分)現在
市場 現値 前日比 同騰落率 年初来
ダウ30種 33734.88 ▲187.38 ▲0.55 +1.77 終値
ナスダック 13660.72 ▲18.33 ▲0.13 +30.52 終値
NYSE総合 15671.63 29.96 0.19 +3.21 終値
S&P500 4398.95 ▲12.64 ▲0.29 +14.57 終値
トロント S&P/TSX 19831.04 20.35 0.10 +2.30 終値
英国 FTSE100 7256.94 ▲23.56 ▲0.32 ▲2.61 終値
ドイツ DAX 15603.40 74.86 0.48 +12.06 終値
フランス CAC40 7111.88 29.59 0.42 +9.86 終値
日経平均 32388.42 ▲384.60 ▲1.17 +24.12 終値
香港 ハンセン指数 18365.70 ▲167.35 ▲0.90 ▲7.16 終値
豪 S&P/ASX200 7042.30 ▲121.10 ▲1.69 +0.05 終値
欧州 STOXX600 447.65 0.43 0.10 +5.36 終値
トルコ ISEN100 6187.09 45.95 0.75 +12.31 終値
南アフリカ JSE 74823.02 709.80 0.96 +2.43 終値
イタリア FTSE MIB 27778.32 271.41 0.99 +17.17 終値
タイ SET 1490.51 0.05 0.00 ▲10.68 終値
インド SENSEX 65280.45 ▲505.19 ▲0.77 +7.30 終値
インドネシア JCI 6716.46 ▲40.87 ▲0.60 ▲1.96 終値
フィリピン PSE 6379.03 ▲95.23 ▲1.47 ▲2.85 終値
韓国 総合 2526.71 ▲29.58 ▲1.16 +12.98 終値
上海 総合 3196.61 ▲8.97 ▲0.28 +3.47 終値
シンガポール ST 3139.47 ▲10.96 ▲0.35 ▲3.44 終値
台湾 加権 16664.21 ▲97.96 ▲0.58 +17.87 終値
メキシコ S&P/BMV IPC 53904.29 496.59 0.93 +11.23 終値
ブラジル BOVESPA 118897.99 1472.29 1.25 +8.35 終値
(END) Dow Jones Newswires
July 07, 2023 18:25 ET (22:25 GMT)
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東証 クロージングコメント
2023/07/07 15:23
◇東証大引け 4日続落、FRBの利上げ継続を警戒 主力株に売り
7日の東京株式市場で日経平均株価は4日続落し、大引けは前日比384円60銭(1.17%)安の3万2388円42銭だった。米金融引き締めの長期化観測から前日の米株式相場が下落し、東京市場でも主力株を中心に売りに押された。日本時間今晩に6月の米雇用統計の発表を控えていることも見送り気分を強めた。
日経平均は朝方に400円超下げる場面があった。前日の米雇用関連指標が市場予想以上の強さとなったことで、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が強まった。前日の米主要株価指数が軒並み下落した流れを東京市場も引き継ぎ、業種別では機械や自動車などの下げが目立った。
上場投資信託(ETF)の分配金拠出に伴う売りへの警戒も引き続き重荷となった。朝方の売り一巡後は株価指数先物への押し目買いや売り方の買い戻しなどで下げ渋る場面もあったが、大引けにかけて再び売りが優勢となった。
みずほ証券の中村克彦マーケットストラテジストは「FRBの金融引き締め長期化警戒から投資家は利益確定売りを進めており、日経平均は25日移動平均線(7日終値で3万2944円)が上値抵抗線になりつつある」とみていた。
東証株価指数(TOPIX)は4日続落し、22.18ポイント(0.97%)安の2254.90で終えた。JPXプライム150指数は続落し、10.88ポイント(1.05%)安の1028.81で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で3兆8131億円。売買高は15億3732万株だった。東証プライム市場の値下がり銘柄数は1312と全体の約7割を占めた。値上がりは456、変わらずは67だった。
エーザイが大幅安。トヨタ、ダイキン、信越化、三菱UFJ、丸紅なども売られた。一方、中外薬や任天堂、JALは高い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
米国市況
2023/07/08 05:39
◇米国株、ダウ続落し187ドル安 FRBの利上げ懸念根強い ナスダック続落
【NQNニューヨーク=稲場三奈】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比187ドル38セント(0.6%)安の3万3734ドル88セントで終えた。朝方発表の6月の米雇用統計で雇用者数の増加幅は縮小したものの、時給の伸びは鈍らなかった。前日に高まっていた米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの過度な警戒が解けず、株売りが一段と広がった。
6月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比20万9000人増えた。ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(24万人増)に届かなかったほか、4月と5月の増加幅も下方修正された。一方、平均時給の伸び率は前月比0.36%と、市場予想(0.3%)を上回った。失業率は3.6%と前月(3.7%)からやや低下した。賃金との連動性が高いとされるサービスインフレの鈍化に時間がかかると受け止められた。FRBによる利上げが長期化するとの観測が改めて強まり、売りが広がった。
ただ、下値は限られた。前日に発表された6月のADP全米雇用リポートでは非農業部門の雇用者数が前月比49万7000人増と、市場予想(22万人増)を大きく上回っていた。労働市場の過熱感が警戒されていた後で、市場では「きょうの雇用統計はきのう浮上した懸念をやや和らげ、投資家心理をわずかに改善させた」(マーフィー・アンド・シルヴェスト・ウェルス・マネジメントのポール・ノルティ氏)との声も聞かれ、ダウ平均は上昇に転じる場面があった。
個別ではバイオ製薬のアムジェンや医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン、製薬のメルクといったディフェンシブ株を中心に売られた。半導体のインテルやスマートフォンのアップルも下落した。一方、建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエムは上げた。原油価格の上昇で、シェブロンなどの石油株も高かった。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落した。前日比18.327ポイント(0.1%)安の1万3660.716で終えた。交流サイトのメタ・プラットフォームズや動画配信のネットフリックスが下げた。一方、ネット通販のアマゾン・ドット・コムは買われた。
為替市況(東京)
2023/07/07 17:23
◇外為17時 円、5日続伸 143円台前半 リスク回避の買い優勢
7日の東京外国為替市場で円相場は5日続伸した。17時時点は1ドル=143円23~25銭と、前日の同時点に比べ68銭の円高・ドル安だった。前日の米株式相場の下落を受け、7日の日経平均株価は軟調に推移した。株安進行と歩調を合わせるように「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢になった。
米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの観測で、7日の東京市場で日経平均は4日続落した。投資家心理が弱気に傾き、円買い・ドル売りが入った。円は夕刻に上げ幅を拡大し、一時143円14銭近辺をつけた。同日の欧州株が下落して始まると、幅広い通貨に対して円買いが優勢となった。
円相場は下落する場面もあった。6日発表の6月のADP全米雇用リポートで雇用者数の伸びが市場予想を大幅に上回った。FRBの利上げ観測が高まり米長期金利が4%台に上昇したのを手掛かりに、朝方は日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが先行した。もっとも株価の軟調な動きを背景に、円売りの勢いは続かなかった。
円は対ユーロで3日続伸した。17時時点は1ユーロ=155円73~75銭と、前日の17時時点に比べ49銭の円高・ユーロ安だった。対ドルでの円買いが対ユーロにも波及した。
ユーロは対ドルで反発した。17時時点は1ユーロ=1.0872~73ドルと、同0.0017ドルのユーロ高・ドル安だった。欧州中央銀行(ECB)の金融引き締めが続くとの見方から、ユーロ買い・ドル売りが入った。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕